【 500万円の価値あり! 】デザインも走りも究極!アヴァンタイム【 RENAULT Avantime 】
◆YouTubeでも「 アヴァンタイムとの記念動画 」 公開中 !
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みなさん、こんにちは。MARIO&RETTYです。
今回、ご紹介するお車は「 アヴァンタイム 」になります。
デザイン
前回では、オーナーさんの愛車遍歴とアヴァンタイムの大まかな概要をお伝えしたが今回は、より細かい部分について触れていきたいと思う。まず、アヴァンタイムの特徴であるデザインについて。デザイナーは「パトリック・ルケマン」。他にも、フォード シエラやルノー メガーヌ、トゥインゴなど手掛けている。コンセプトは「クーペスペース」。サイドからのデザインでは、Aピラー〜Cピラーにかけてシルバーラインが入っているが、これはアルミ製。構造として、亜鉛メッキ鋼板のプラットフォームに、アルミ製のルーフライン(ピラー)を組み合わせた「ハイブリット・モノコック」を採用。これにより剛性は格段に向上し、ベースのエスパスより、曲げ剛性は2割、ねじれ剛性では6割も高くなっている。デザイン性だけではなく、機能性も持たせた作りになっているのだ。ちなみにボディ製造を担当したのは、FRPやミサイル作りを得意とするマトラ社。2003年に自動車製造部門からの撤退を発表したため、ボディ製造ではアヴァンタイムが最後には手掛けたモデルになる。

リアも独特なデザインに仕上げられている。パトリック・ルケマンが担当したこともあり、メガーヌIIやヴェルサティスと同じ、湾曲形状のリアガラス「クリフカットデザイン」を採用している。さらにガラス横に注目してみると、ベンチレーション機能もさりげなく取り入れられている。そのままテールランプに目を向けると、三角形を基調とした斬新なデザインになっている。いかにもフランス車らしい独特なテールランプ形状。点灯機能では、上がブレーキ、︎サイド外側がウィンカー、内側がバックギア、下が車幅灯、トランクリッドに備え付けられているのがリフレクターになる。センターには「AVANTIME」と大きくモデルプレートがあしらわれている。因みにアヴァンタイムのアヴァンとは仏語で「先進」、タイムが英語で「時代」。合わせて、時代を先取りしたということ意味になる。確かに今見ても、20年以上前の車とは思えないほど、斬新的なデザインに感じられる。

▲トランク容量は530L、後席フラットにした状態で900L。
エンジンバリエーション
アヴァンタイムのパワーユニットは全てで3モデルが展開。ディーゼルが1モデル、ガソリンが2モデルだ。まずディーゼルモデルは、2.2L 直列4気筒 「G9T」。次にガソリンモデルは、廉価版の2L 直列4気筒 ターボ「F4Rt」。そして最上位の3L V6「L7X」という体制になる。この中で唯一、日本に導入されているのが 3L V6モデルになる。因みに「L7X」はPSAグループ(プジョーとシトロエン) とルノーが共同で開発したエンジンで、PSAでは「ES9」と呼称されている。このエンジンの特徴として、ベースのエスパスに搭載されていたエンジンをポルシェの協力を得て、VVCの採用などにより20馬力ほど向上している。ほかに、ラグナやクリオV6にも搭載されているエンジンだ。また、日本仕様は少しデチューンされ、207ps、最大トルクは28.6kgm。最高速は206キロほどになる。試乗して感じたことは、車重が1790kgと2ドアハードトップとしては重めだが、街乗りでは特にパワーの不足と感じなかった。ただ、同エンジンを搭載しているシトロエンC6(V6ガソリンモデル)にも試乗した経験があるが、こちちらと比較すると、伸びが少し物足りなさを感じた。エンジントラブルでは、手前側バンクのEx側のカムカバーからのオイル漏れが酷いそうだ。

続いて、気になる燃費について触れたいと思う。まず燃料タンク容量は77リットル。燃費はオーナーさんいわく、市街地で6km/L 未満、高速道路では10km/L程度になるそうだ。因みにメーカー側は、ウィドウをフルオープンにした状態で走行した場合、消費燃費が4パーセント増すと言及している。まぁ、この手の車で燃費は気にしてはいけないと思うが念のため‥。
足回りについて
アヴァンタイムのサスペンション形式は、フロント マクファーソンストラット、リア トーションビーム。また前後にスタビライザーも装着している。ブレーキはフロント ベンチレーテッド、リアはディスクを採用。セーフティーデバイスは、ESPやABSなどが備え付けられている。
最後に
今回は続部「アヴァンタイムのデザインと走り」について触れたが、まさに「時代を切り拓く前衛となる車」と言える斬新なデザイン。動画では、さらに細かくオーナーさんがアヴァンタイムについて熱弁して頂いているので合わせ、こちらもご視聴頂きたい。