【 日産の経営再建プランRe:Nissanとは? 】超簡単紹介 【 カーニュース 】
Re:Nissanとは?
「Re:Nissan」とは何なのか?今回はこの題材について凄い簡単に解説させて頂く。日産自動車は2025年5月13日、経営再建計画「Re:Nissan」を発表した。再建の主軸は以下の内容だ「コストを大幅削減」、「戦略の再定義」、「パートナーシップの強化」。この計画には、工場の閉鎖やそれに伴う人員削減など、事業規模の縮小を伴う内容も含まれている。

再建の内容は?
1.コスト削減
このコスト削減には、歴史ある「追浜工場」などの7つの工場閉鎖(予定)やそれに伴う大幅な人員削減(現地点での発表、2万人の人員削減予定)が行われ、固定費と変動費をそれぞれ2500億円削減し、合計で5000億円の削減を目指す。
最近良くニュースで目にする「追浜工場」とは、元々このエリアには、1945年(昭和20年)の太平洋戦争終戦まで、横須賀海軍航空隊とその飛行場として使用。終戦後には在日米軍最大(当時)のスクラップヤードとして使われていた。1948年(昭和23年)からは、富士自動車がこのエリアで、占領軍自動車の修理・解体・再生事業など担っていたが、1955年(昭和30年)には占領軍の車両修理が激減し、人員整理が発表。その後、日産自動車の所有物となる。追浜工場では、ブルーバードやバイオレット、プリメーラなどの多くの名車の生産を担っていた。またフェアレディZ等のミーティング会場としても使用されており、日産ファンからも愛される工場であった。
2. 戦略の再定義
開発リソースの効率化や、車種・プラットフォームの絞り込みによるコスト削減、商品投入の遅延を防ぐための開発プロセスの迅速化などが含まれる。プラットフォームの統合は、プラットフォーム数を2035年度までに現在の13から7へ。開発期間については、リードモデルの開発期間を37ヶ月、後続モデルの開発期間を30ヶ月へとスパンを短くする方向で調整されている。
3. パートナーシップの強化
他社との連携を強化し、競争力を高める方向で調整。日産は各パートナーと協働して商品ポートフォリオを補完し、各市場で固有のニーズに応えるモデルを提供。アライアンスパートナーであるルノー、三菱自動車とは現地点でいくつかのプロジェクトが進行中。三菱自動車とは、先日発表された次期型「日産リーフ」をベースとした北米市場向け新型電気自動車(BEV)や、2025年度に市場投入予定のフィリピン向けの新型バンで協業。また、日産とホンダは自動車の知能化・電動化における戦略的パートナーシップの枠組みにおける連携を継続すると発表している。また、新たな情報が入り次第、取り上げたいと思う。



