【 贅沢な一台 】2ZZ+軽量ボディ+スパスト『 セリカ SS-II スーパーストラット 』 車両紹介編 【 車両紹介・歴史 】
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みなさん、こんにちは。MARIO&RETTYです。
今回ご紹介するお車は「 トヨタ セリカ 」になります。
はじめに
1999年9月に登場した7代目セリカは、それまでの“ラリーのイメージを背負ったスポーツクーペ”から大きく方向転換し、より軽快でシャープな「走り」を追求したモデルにとなりデビューを果たした。先代までの丸みを帯びたデザインとは異なり、鋭いヘッドライトと低く構えたフォルムによって、21世紀を意識した近未来的なスタイルへ進化しているのが特徴だ。7代目セリカが登場した当時、多くの国産スポーツクーペは大型化・重量化が進んでいた。そんな中でセリカは、「軽さ」と「高回転エンジンによる爽快感」を徹底的に追求したモデルとして開発された。
ボディサイズは全長4,335mm、全幅1,735mm、全高1,305mm。ワイド&ローなシルエットを持ちながらも、コンパクトに引き締まったパッケージングが特徴で、スポーツカーらしい低重心なスタイルを実現している。さらにホイールベースは2,600mmとバランスに優れ、高速域での安定感と軽快なハンドリングを両立していた。そして最大の魅力は、やはり軽量ボディにある。車重は上位グレードの「SS-II スーパーストラットパッケージ(MT)」でわずか1,140kg。廉価グレードのSS-I(MT)で、1090kgと1.1t以下の正真正銘のライトウェイトスポーツカー。現代のスポーツモデルと比較しても非常に軽く、この軽さこそが7代目セリカ特有のダイレクトな走りを生み出していた。

トヨタ版VTEC「2ZZ-GE」初搭載!廉価には「1ZZ-FE」
7代目セリカの最大の魅力ともいえるのが、上級グレード「SS-II」に搭載された高性能エンジン、“2ZZ-GE”である。搭載されるのは、1.8L 直列4気筒DOHCエンジン。この2ZZ-GEは、トヨタとして初となる“可変バルブ機構”と“可変リフト機構”を組み合わせたエンジンであり、ヤマハと共同開発されたことでも知られている。最大の特徴は、低回転域では扱いやすさを重視しながら、高回転域では一気にスポーツエンジンへと変貌する独特のキャラクターにある。
6,000rpm付近でハイカムへ切り替わると、それまで穏やかだったフィーリングが一変。鋭い吸気音とともに一気に吹け上がり、ドライバーを高回転の世界へ引き込んでいく。レッドゾーンは7,800rpmから。8,000rpm近くまでストレスなく回るその感覚は、現代では貴重となった“高回転型自然吸気エンジン”ならではの魅力だった。最高出力は190馬力、最大トルクは18.4kgmを発生。さらに1リッターあたり106馬力という高い出力性能を誇り、当時としても非常に高性能なNAユニットだったことが分かる。
エンジン設計にも特徴がある。ベースとなる1ZZ系エンジンよりボアを拡大しながら、ストロークを短縮。これによって高回転化に適したショートストローク設計となり、2ZZ-GE特有の鋭いレスポンスと伸びのある吹け上がりを実現していた。また、燃料はハイオク指定。高圧縮かつ高回転型エンジンという性格上、レギュラー仕様の1ZZとは異なり、スポーツユニットとしての個性が明確に与えられていた。
そして軽量性も、このエンジンの大きな魅力である。2ZZ-GEはオールアルミ製を採用し、エンジン重量は約115kg。当時の1.8Lクラスとしては非常に軽量な部類に入る。一方で、標準グレードに搭載された1ZZ-FEは、さらに軽量化を重視した設計となっていた。部品点数を減らしているほか、インテークマニホールドにはアルミではなく樹脂製を採用。これにより重量は102kgに抑えられ、2ZZより約13kg軽いエンジンとなっている。
さらに2ZZ-GEには、大型エンジンカバーも装着されている。これは単なるデザインパーツではなく、エンジンルーム内の熱気と吸入する冷気を分離する役割を持っており、吸気温度の上昇を抑えることで出力ロス低減にも貢献していた。わずか1馬力程度とはいえ、こうした細かな工夫からも、トヨタがこのエンジンに込めた本気度を感じ取ることができる。軽量ボディに、高回転まで鋭く吹け上がる2ZZ-GE。7代目セリカは、この刺激的なエンジンによって、“最後の純粋なトヨタ製ライトウェイトスポーツ”として今なお多くのファンを魅了し続けている。詳細は動画内で触れているので、そちらをご覧いただきたい。また、愛車紹介編や車両紹介編、中古相場編などは続部とする。



