【 初代アウディTT 】秀逸なデザインがもたらした悲劇!デザイナーはフリーマン・トーマス【 Audi TT coupe 】

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◆YouTubeでも「 アウディ TTとの記念動画 」 公開中 !
▲▶《こちらからご覧ください 》

 みなさん、こんにちは。MARIO&RETTYです。
 今回、「 アウディ TT クーペ 」の続部をお届けさせて頂きます。

デザイン

  前回では、オーナーさんの愛車遍歴とTTクーペの大まかな概要をお伝えしたが今回は、より細かい部分について触れていきたいと思う。まず、TTクーペの特徴であるデザインについて。デザイナーは「フリーマン・トーマス」。元はポルシェのデザイナーとして活躍し、87年〜ワーゲンに勤め「ニュービートル」など手がけている。その後、当時のアウディのデザイン部門責任者であったペーター・シュライヤーの指揮の下、純粋なスポーツカー「TTクーペ」をデザイン。初代TTのデザインの曲線的な輪郭と丸みを帯びたボディワークは「バウハウス」からインスピレーションを得たものだという。コンセプトモデルからほぼデザインの変更が行われず、1998年に発売。このデザインは世界各国から称賛を受け、1999年にはAuto Europe誌で、その年に発売されたニューモデルのベストカーにアウディ TTが選出。2000年には、北米カー・オブ・ザ・イヤーにノミネート。さらに、2000年と2001年にはカー・アンド・ドライバー誌のベスト10リストにも選出された。

▲2004年以降になると、ハロゲンから全グレードHIDが標準装備

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死亡事故発生

 デザインでは多くの反響を得た反面、デザインを重視し過ぎた上、起きてはならないことが起きてしまった。それはモータージャーナリストが、ドイツのアウトバーンにて2​00キロ以上の速度で走行中、TTの特徴である丸いフォルムがもたらす過大なリフトにより、横転死亡事故が発生してしまったのだ。これにより急遽、リアスポイラーの追加およびサスペンションの設計変更が行なわれ 、すでに販売されたTTについては無償での追加と交換が行われた。変更の詳細については、アウディのエレクトロニック・スタビリティ・プログラム(ESP) またはアンチ・スリップ・レギュレーション(ASR) の追加や新設計のスタビライザーが設定されている。ただ、このリアスポイラーの装着に関して、デザイナーのフリーマン・トーマスが頑なに反対していたという逸話​もある。

▲デザインはシンプルかつUFOのよう吸盤デザインのため​、Cd値は0.32と当時では低い数値になる。

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TTのスペック紹介

 取材車の簡単なスペックをご紹介させて頂く。サイズ : 全長4,041mm、全幅1,764mm、全高1,349mm、 ホイールベース2,422mm、車重1,330kg 。エンジン : 1780cc直列4気筒DOHC ターボ「AUQ型」。内径81.0mm×行程86.4mm。180ps/5500rpm、最大トルク24kgm/1950~5000rpm。︎0-100は7.4秒、最高速は228キロ。サスペンション形式 : フロント マクファーソンストラット、リア、トレーリングアーム、前後スタビライザー付き。ブレーキ形式 : フロント ベンチレーテッドディスク、リア ディスク。タイヤサイズ : 前後輪 205/55R16。燃料タンク : 56リットル。

最後に

 今回は続部「TTクーペのデザイン」について触れたが、まさに「バウハウス・デザインの再現」とも言える。動画では、さらに細かくオーナーさんがTTクーペについて熱弁をしてくれているので合わせ、こちらもご視聴頂きたい。

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